質の高いサービス提供のために
お客様お一人おひとりの価値観を大切にし、お客様にあった魅力的な生活を提案するために、当社では、Ⅰ.人材育成、Ⅱ.生活環境の整備、Ⅲ.職場環境の整備の3つのテーマで様々な取り組みを実施しております。Ⅰ.人材育成につきましては、研修の強化、サービスマニュアル等の充実、さらには介護研究発表会の実施を行い、Ⅱ.生活環境の整備においては、転倒事故防止対策、サービスについてのアンケートの実施等により、常にサービスの質の向上や顧客満足度の向上に取り組んでおります。
加えて、お客様に継続的に安心して介護サービスをご利用いただけるよう、Ⅲ.職場環境の整備として、キャリアパス制度の構築や各種手当の引き上げなど介護スタッフの処遇改善に取り組み、スタッフが長く働き続けることができる環境づくりにも努力しております。
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Ⅰ.人材育成 | 研修の強化 | サービスマニュアル等の充実 |
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介護研究発表会 | 人材育成の方針及び社内環境整備の方針 | |
Ⅱ.生活環境の整備 | 転倒事故防止対策 | サービスについてのアンケート |
Ⅲ.職場環境の整備 | 介護スタッフの処遇改善 |
研修の強化
研修センターの開設
介護サービスでは、食事、入浴、排泄といった介助における技術的な能力を高めるとともに、介護が必要になった高齢者お一人おひとりの価値観を大切にした心のケアを充実させることが重要です。そのため、より教育・研修を充実し、介護のプロとしての専門的な技能を有する人材を育成していくために、平成27年7月に研修センターを開設いたしました。
サービスマニュアル等の充実
当社では長年培った知識と実績から独自のマニュアルを制定しており、多くのノウハウを蓄積しています。スタッフ全員がマニュアルに添ったサービス提供を行うことで、常に統一した質の高いサービスを提供することが可能となります。
介護研究発表会
当社では、複数の居住系サービス事業所を運営しているという利点を活かし、各事業所が取り組んだ事例を研究としてまとめ、プレゼンテーションするという機会を設けております。これら研修発表の過程で得られた知見と実践、教育場面で生じた問題や課題から生まれた研究テーマにより新しい知見を得ること、つまり研究、実践、教育の3つが合わさり、ご入居者様に対するケアに活用され、介護の後継者を育て、高齢者介護の質の向上が達成されると考えております。
転倒事故防止対策
お客様が当社ホーム内にて安全・安心な暮らしを続けていただくことは、弊社の事業を円滑に遂行するための大前提と考えており、様々な対策を講じておりますが、残念ながら転倒・転落ほか、怪我・外傷、誤薬その他の事故が発生しております。特に転倒は骨折等の大きな事故につながるというリスクがあります。過去には当社の施設内で転倒し骨折されたお客様が病院 での治療中に亡くなられたという事がありました。私どもはこのような不幸な出来事を繰り返さないためにそれらの事故内容を検証し、抜本的な予 防に向けた取り組みが必要と考え、さまざまな対策や施策に取り組んで参りました。
① 業務の見える化
② 記録の統一化
③ スタッフの負担軽減
④ 転倒時の骨折予防
サービスについてのアンケート
当社では、サービス品質の向上のため、ホームごとに定期的に開催される運営懇談会にあわせて、お客様やご家族様にサービス内容やスタッフに対する満足度とご意見等をいただく「サービスについてのアンケート」を実施しております。
また、各ホームにはご意見箱を設置し、お客様やご家族様からのご意見・ご要望について本社にも共有し、サービス品質の向上や改善に努めております。
介護スタッフの処遇改善
お客様にとって魅力的な介護サービスを提供するためには、より良い人材の確保が必要です。そのためには、スタッフ満足度の向上と、やりがいのある職場環境の整備が必要不可欠ととらえています。この認識のもと、介護スタッフの保有スキル・知識を再評価し、処遇改善を行うとともに、スタッフそれぞれのライフスタイルに応じた働き方の選択肢を増やしました。今後とも当社では、お客様へより質の高いサービスが提供できるよう、スタッフが働きやすい職場環境づくりにさらに邁進してまいります。
① キャリアパス制度の再構築
介護スタッフに求められる能力基準を設定し、等級を細分化し、適切に評価しております。これにより、能力に応じた処遇と成長への道筋を示し、スタッフのモチベーションアップを図ります。
② 介護スタッフの資格手当、夜勤手当の引き上げ
③ 限定正社員制度の創設
スタッフの優秀な人材の確保と定着を実現するため、勤務時間や勤務場所に制限がある方でも、優秀な方に正社員に登用する制度を創設。
④ スタッフの雇用期間の延長(エルダー社員制度の創設)
定年退職を迎えた後も65歳まで定年時の処遇に応じてエルダー社員として働ける制度。雇用契約期間満了後も、最長75歳まで働くことが可能な体制としました。
人材育成の方針および社内環境整備の方針
当社グループは、様々なステークホルダーの期待に応え、グループの健全な成長と社会への貢献を持続的に可能にするため、その主役となる社員にとって「生き生きと働きやすい職場」を創出し、「誠実な企業活動」を実践できる人材を育成することを目的として、以下の①人材育成の方針と②社内環境整備に関する方針を制定し具体的な取り組みを行っております。
① 人材育成の方針
② 社内環境整備の方針
アートギャラリーホーム
「アートギャラリーホーム」とは、絵画やオブジェ等のアート作品が人々の心を癒し、穏やかで潤いのある生活環境を演出するものであることに着目して、オリジナルのアート作品をホーム内の随所に展示した有料老人ホームです。
展示作品は、芸大・美大生などの学生を中心とした作家から募集しており、若手作家の育成や発表機会の提供につながるとともに、若い感性が高齢のご入居者様の生活に融和することで新たな対話が生まれ、ご入居者様はもちろんご家族様や働くスタッフにとっても魅力的な空間となることをめざしております。
チャームツアー
「チャームツアー」とは、要介護認定を受けたご入居者様が参加できる日帰りや泊まりの旅行です。介護が必要になると、移動手段はもちろん旅行先などでもバリアフリーの設備が必要であったり、ご家族様をはじめ介護者の負担も大きかったりとハードルが高くあきらめるケースが多くあります。それでも「また旅行に行きたい」という想いになんとか応えたいということで、2009年に「チャームツアー」と題した小旅行をスタートしました。旅行にはホームの介護スタッフはもちろん、看護スタッフも同行するなどいざという時の対応も考慮し、これまでに京都嵐山、姫路城、海遊館、伊勢神宮、太秦映画村など様々な観光地に出かけました。 また、このツアーは、当社が運営する複数のホームでの共同企画となっており、普段は交流する機会がない他のホームのご入居者様と友達になるといったメリットもあります。さらに、介護をするようになり旅行を楽しむ機会がなかったご家族様にとっても、「両親と久しぶりに旅行を楽しむことができた」とお喜びいただいております。
暮らしのアルバム
チャームでは、 「チャームツアー」の他にも、様々な取り組みを行っております。季節に合わせた「イベント」や「お食事」のご用意や、日常の中でスタッフとご入居者様とが触れ合えるような「日常レクリエーション」など、少しでもご入居者様方にお楽しみいただけるよう、ホームごとにたくさん企画がございます。 それらの風景は、「暮らしのアルバム」にて、たくさんのお写真をご紹介しておりますので、ぜひとも御覧ください。